源氏物語 紫式部 大塚ひかり訳 その4
六条の院が催した女楽を頂点に、六条院そのものに暗い影が立ち込める。
それにしても女楽の素晴らしさは、文章で読んでいても、音楽の素晴らしさ、景色の素晴らしさが伝わってくるようだ。
著名な音楽家って、かなり頭がいい。
たとえば諏訪内晶子はコロンビア大学だし、五嶋みどりはニューヨーク大学だし、
東京芸大って偏差値かなり高いし、最近ではあまり関係ないけどバックの入江陵介がショパンの子犬のワルツをよくTVで弾いている。
楽器の演奏や歌に秀でている人って、何かそれだけではない才能があると思う。ピアノひとつまともに弾けないので、特に拘る私。
女三の宮も、明石の女御も、明石の君もそして対の上も素晴らしい楽器の弾き手で、テクニックだけではなく、人の心に訴えるものがそれぞれにあるなんて、現代のビジュアルとスキルを兼ね備えた演奏者達のような存在。
それであって、文才もあり、センスも良く、お互いを認め合ったり、そこまで行かず無邪気に弾いていたり。。。。
それにしても、対の上の完璧さはどうだろう。
対の上とか明石の君のような優秀な妻がいたからこそ源氏の繁栄があったのではないだろうか?
『玉の輿』ということばがあるけれど、本当は優秀な男性は優秀な女性を選んでいるのであり、ぼんやりした庶民の娘が玉の輿に乗るなんてことはそれこそ夢物語だと思う。
財産があれば、当然その財産を大きくしたいと思うし、だったら、同じように財産がある人と結婚したほうが、なんにもない貧乏人と結婚するより合理的だ。
頭がよければ、それなりに話が通じる人と結婚しないと、日常生活は疲れるし、疲れたからといった一夫一妻制の下では、他に囲うこともできない。(建前論として。)
そして、やはり美人というか自分のセンスに合う人に魅力を感じるのはこれも当然。
センスの良さ、センスの良い拘りって大切だと思う。(歳を取って行くにつけても、ここは参考にしたいと思う。)
『つりあい』というバランス感覚がどこでも働くのね。
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